2019年空港ラウンジ徹底ガイド。ラウンジの種類やサービス内容なども調べてみた。
空港ラウンジとは!?
空港を利用する際には待ち時間はどこで過ごしますか。
手荷物検査に入る前のスペースで過ごすか、早めに検査を終わらせて中で過ごすか。中で過ごす場合ですと、通常であれば椅子が窓側に向いているオープンスペースにて長時間待つことが多いと思います。しかし、空港での待ち時間を快適に過ごすことができる空間が実は用意されているのです。それが空港のラウンジです。出張や旅行で頻繁に飛行機を利用する方は、必ずと言っていいほど利用しているのです!では、実際の空港ラウンジとはどのような場所になるのでしょうか。
- 空港ラウンジとは!?
- 空港ラウンジは快適に時間を過ごすことができる場所
- 空港ラウンジの種類とは
- クレジットカード付帯利用できる空港ラウンジ
- ANAラウンジ
- ANAラウンジを利用するには
- ANAスイートラウンジ
- ANAスイートラウンジを利用するには
- サクララウンジ
- サクララウンジを利用するには
- どの空港ラウンジでも使用できる会員資格
- プライオリティパスの特徴
- まとめ
空港ラウンジは快適に時間を過ごすことができる場所
空港ラウンジがどのような際に利用するかを伝えましたが、実際に行ったことがなければ、具体的なイメージは湧いてこないかと思います。基本的にはラウンジということで静かに過ごすことができます。上記の写真のように様々なタイプの椅子があり、ソファータイプの椅子やPCを使用する方が使いやすいようなデスクタイプなど様々な用途に対応されており、日当たりが良く開放感があります。飛行機に乗る前の慌ただしい時間をゆっくり過ごせるのが醍醐味ですね。とはいえ、一般的なクレジットカード付帯の空港ラウンジですと混雑することもあります。ラウンジもいくつか種類があり、特別な会員資格がないと利用できないこともございます。空港ラウンジの種類については後ほどお伝えするとして、まずは利用設備について紹介したいと思います。各ラウンジのよって多少の設備は異なりますが、大体の設備の一覧が以下になります。
【空港ラウンジの設備】
2.フライトインフォメーション
3.新聞・雑誌の閲覧
4.インターネット接続完備(無線LAN/有線LAN)
5.有料アルコール類の提供
6.個人用ロッカー
7.携帯電話充電器貸し出し
8.有料シャワールーム
9.有料マッサージチェア
10.FAX・コピー機
まず、どこの空港ラウンジでも用意されているのが、1~3あたりになります。無料のソフトドリンクやコーヒーなどのドリンクバータイプが多いです。フライトインフォメーションとは、飛行機の搭乗を開始した際に案内をするサービスになります。ラウンジによっては、搭乗開始の案内はないけどパネルでの案内を実施している場所もあります。あとは、新聞・雑誌などが置いており無料で閲覧が可能です。こちらも置いてある雑誌などはバラバラでしてその地方の名産品・お土産などの紹介などの雑誌がある場合もあります。インターネット設備も何かしら用意されていることが多いです。
5以降は、特定のラウンジにあるサービスになります。アルコール類の提供は、ほとんどが有料での提供になりますが、一部のラウンジでは一杯目をサービスをしているところもあります。個人的には、シャワールームが用意されていることがあることに最初ビックリしました。どんな時に使用するのかな?と考えたことがありますが、私の想像では、仕事終わりの旅行でとりあえずスーツで空港に向かい、長いフライトがあることを想定し、シャワーを利用して汗を流し着替えてスッキリして搭乗しようと思った方なのかなと思っております笑
では、設備が大体わかったとこでラウンジの紹介に入りたいと思いますが、まずラウンジには前述にもあった通り種類があります。
空港ラウンジの種類とは
空港ラウンジは、いくつかの種類があります。
2.ANAやJALなど航空会社のラウンジ
3.VIP会員向けのラウンジ
1.クレジットカード付帯のラウンジ
文字通りクレジットカードを保有することで利用できるラウンジです。ゴールドクラス以上のカードに付帯されていることが多く一般的な空港ラウンジと呼ばれるのがこれになります。内容としては、ジュースやコーヒーなどの飲み物や軽食などが用意されておりゆったりしたスペースになります。カードにて資格を持っていなくても1,000円ほど支払うことで利用も可能になっております。利用方法は簡単で、クレジットカードと搭乗券の提示で利用できます。
2.ANAやJALなど航空会社のラウンジ
こちらは空港内にある航空会社が用意しているラウンジになり、クレジットカード付帯のラウンジよりワンランク上になります。まず、利用者がクレジットカード付帯のラウンジより少なく、より快適に過ごすことができます。また、軽いおつまみなども無料で用意されている為、より優雅な時間を過ごすことが可能となります。ANAは『ANAラウンジ』と『ANAスイートラウンジ』、JALは『サクララウンジ』になります。こちらは、後ほど詳しく紹介していきます。では先に、クレジットカードの付帯特典で利用できる全空港を紹介いたします。
クレジットカード付帯利用できる空港ラウンジ
【国内ラウンジ】国内28空港・39ヵ所の空港ラウンジ
地域 |
空港名 |
ラウンジ名 |
北海道 |
新千歳空港 |
1.スーパーラウンジ |
函館空港 |
3.ビジネスラウンジ A Spring |
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東北 |
青森空港 |
4.エアポートラウンジ |
秋田空港 |
5.ロイヤルスカイ |
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仙台空港 |
6.ビジネスラウンジEAST SIDE |
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関東 |
羽田空港 |
7.第1旅客ターミナル エアポートラウンジ(中央) 8.POWER LOUNGE NORTH 9.第2旅客ターミナル エアポートラウンジ(南) 10.第2旅客ターミナル エアポートラウンジ(北) 11.POWER LOUNGE NORTH |
成田国際空港 |
12.第1ターミナルビル IASS Executive Lounge 1 13.第2ターミナルビル IASS Executive Lounge 2 |
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中部 北陸 |
新潟空港 |
14.エアリウムラウンジ |
富山空港 |
15.ラウンジ らいちょう |
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中部国際空港 |
16.プレミアムラウンジ セントレア |
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小松空港 |
17.スカイラウンジ白山 |
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関西 |
伊丹空港 |
18.ラウンジオーサカ |
関西国際空港 |
19.カードメンバーズラウンジ『比叡』 20.カードメンバーズラウンジ『六甲』 21.アネックス『六甲』 22.カードメンバーズラウンジ『金剛』 |
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神戸空港 |
23.ラウンジ神戸 |
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中国 |
岡山空港 |
24.ラウンジ マスカット |
広島空港 |
25.ビジネスラウンジ もみじ |
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米子空港 |
26.ラウンジ 大山 |
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山口宇部空港 |
27.ラウンジきらら |
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四国 |
高松空港 |
28.ラウンジ讃岐 |
松山空港 |
29.ビジネスラウンジ 30.スカイラウンジ |
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徳島空港 |
31.エアポートラウンジ ヴォルティス |
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九州 沖縄 |
北九州空港 |
32.ラウンジひまわり |
福岡空港 |
33.くつろぎのラウンジTIME 34.ラウンジTIME インターナショナル |
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長崎空港 |
35.ビジネスラウンジ アザレア |
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大分空港 |
36.ラウンジ くにさき |
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熊本空港 |
37.ラウンジ『ASO』 |
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鹿児島空港 |
38.スカイラウンジ菜の花 |
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那覇空港 |
39.ラウンジ華〜hana |
※2019年4月現在
ざっと国内のラウンジを一覧にしますとこのような内容になります。国内の空港全てに基本的にはラウンジがあります。位置自体はそれぞれ異なりますが、搭乗前の時間を過ごすには最適になります。中でも主要の空港には国内線・国際線にそれぞれ複数設置されていることも多いのでひとつの空港にいくつかある場合もございます。
※全部の国内空港ラウンジをまとめた記事なります。
よりひとつひとつのラウンジの特徴が記載されております。
ANAラウンジ
ANAラウンジは名前の通りANAが運営するラウンジになります。
設備としては、国内線はクレジットカード付帯のラウンジと似ておりますが一部の資格を持った人しか利用できないという点ではプレミア感は味わえると思います。国内線のANAラウンジは、国際線と比較すると高級感と食事面でサービスが落ちてしまいます。まぁこれは国内の端から端までが約2時間半あれば行くことができるので納得ができます。
【ANAラウンジの設備】
2.軽食・スナックの提供
3.フライトインフォメーション
4.新聞・雑誌の閲覧
5.インターネット接続完備(無線LAN/有線LAN)
6.アルコール類の提供
7.シャワールーム無料利用
8.より豪華な食事提供(国際線に限る)
国内線ANAラウンジ 設置空港
【国内ANAラウンジ】 15箇所の空港
地域 |
空港名 |
北海道 |
新千歳空港 |
東北 |
仙台空港 |
関東 |
羽田空港 |
成田国際空港 |
|
中部 北陸 |
中部国際空港 |
小松空港 |
|
関西 |
伊丹空港 |
関西国際空港 |
|
中国 |
岡山空港 |
広島空港 |
|
四国 |
松山空港 |
九州 |
|
福岡空港 |
|
熊本空港 |
|
鹿児島空港 |
|
沖縄 |
那覇空港 |
※2019年4月現在
国際線のANAラウンジは主要都市の4箇所だけになります。
・成田空港
・羽田空港
・関西空港
・名古屋(中部)空港は「スター アライアンス ラウンジ」を代替利用
ANAラウンジを利用するには
ANAラウンジを利用する為には、以下のどれかの条件を満たすことで利用できます。
ANAプレミアムクラスのクレジットカードを保有することや飛行機にたくさん乗ること様々な方法があります。
【ANAラウンジ9つの利用方法】
・プレミアムメンバーである
・ANAカードプレミアムを保有している
・プレミアムクラスに乗る(国内線)
・プレミアムエコノミークラス以上を乗る(国際線)
・Lounge Access Cardを保有している
・ANA MY CHOICEでラウンジを選択する
・『スター・アライアンス・ゴールド』メンバーになる
・ANA SUITE LOUNGE利用券を利用する
ANAスイートラウンジ
ANAスイートラウンジは、ホテルのスイートルームの意味合いと一緒で内容がハイレベルなラウンジになります。ANAラウンジでも十分に旅行が充実しそうですが、ANA スイートラウンジを利用すると他のラウンジが利用できなくなります笑
設置している数も特段に少なく国内線・国際線合わせて全国で4空港のみになります。
サービス内容としては、ANAラウンジと基本的には一緒ですが大きな違いは2点になります。料理が本当にすごい!国際線のラウンジだとフルコースが出てきたりもします。中にはシェフがいてメニューから選んで出来たてのものを食べることができる為、本当に空港内?と思う方も多いです。あとは内装がよりゴージャスになっています。誰しもが入ることができないことが内装からも伝わってくるくらい綺麗で満足できること間違いなしです。
【ANAスイートラウンジ】
国内線 |
羽田空港 |
伊丹空港 |
|
那覇空港 |
|
国際線 |
羽田空港 |
成田空港 |
是非上記の空港を利用の際は使用してみたいですよね!これだけの内容があると旅行先に行く前に満足してしまいますね笑
ですが、利用するにはやはり難関があり、こちらも条件を満たす必要があります。
ANAスイートラウンジを利用するには
【ANAスイートラウンジ4つの利用方法】
1.ANAのダイヤモンド会員になる
2.ファーストクラスのチケットを購入している
3.ANAライフタイムマイルで200万マイル達成
4.ANA SUITE LOUNGE利用券を利用する
1. ANAのダイヤモンド会員はANA上級会員の中でも最上級ランクになります。ANAのダイヤモンド会員はちなみに同伴者も1名分無料となります。
2.ファーストクラスのチケットを利用している場合もスイートラウンジを利用できます。ちなみにファーストクラスはハワイの片道107万円程します。桁違いの航空券を購入する代わりに最高のおもてなしを受けることができます。
3.ANAライフタイムマイルで200万マイルを達成すると利用可能です。この200万マイルのハードルはとても高いです。ハワイの往復で貯まるマイルは7600マイルなので260回以上飛行機に乗る必要があります。出張を頻繁にしている出張族でない限りはハードルはとても高いかと思います笑
4.ANA SUITE LOUNGE利用券はANAラウンジもスイートラウンジも両方利用可能です。
サクララウンジ
サクララウンジとは、JAL(日本航空)が提供する上級会員向けのラウンジサービスです。ラウンジ内は高級感のある空間となっており、様々な設備があります。ANAラウンジと比較しても引けを取らないどころか食事に関してはサクララウンジの方が優れているかもしれない。提供されるアルコールもご当地の名産の提供をしているところもある。(那覇空港では、泡盛など)
【サクララウンジの設備】
2.おつまみの提供
3.フライトインフォメーション
4.新聞・雑誌の閲覧
5.インターネット接続完備(無線LAN/有線LAN)
6.無料アルコール類の提供(ゴールドカードで入る場合は有料)
7.シャワールーム無料利用
8.豪華な食事提供(カレー・寿司・パン・おにぎりなどラウンジごとで異なる)
国内線サクララウンジ 設置空港
【国内サクララウンジ】 13箇所の空港
地域 |
空港名 |
北海道 |
新千歳空港 |
東北 |
仙台空港 |
関東 |
羽田空港 |
成田国際空港 |
|
中部 北陸 |
小松空港 |
関西 |
伊丹空港 |
関西国際空港 |
|
中国 |
広島空港 |
四国 |
松山空港 |
九州 |
福岡空港 |
熊本空港 |
|
鹿児島空港 |
|
沖縄 |
那覇空港 |
※2019年4月現在
サクララウンジは国内13箇所にあります。ちなみに他社と共有ラウンジとして『青森・中部国際・岡山・宮崎』の4空港があります。
サクララウンジを利用するには
【サクララウンジ4つの利用方法】
1.JALの上級会員になる
2.ファーストクラスのチケットを購入している
3.ワンワールドのサファイア会員以上
4.ラウンジ使用料金3,000円を支払う
5.上級会員の同伴者として入る
1.JALの上級会員になることで利用が可能となります。JALの上級会員資格は以下の4つがあります。
・JMBダイヤモンド会員
・JMBサファイア会員
・JGCプレミア会員
・JALグローバルクラブ会員
2.ファーストクラスのチケットを購入していることでも利用が可能です。ANAの際もご説明している通り膨大な金額がかかる為、最高のサービスが保証されております。
3.ワンワールドのサファイア会員以上になる。ワンワールドとは、JALが所属している国際的な航空会社の連盟となっており、他にはアメリカン航空やキャセイパシフィック航空などがあります。
4. JALでは利用料金を支払うことで普通に利用することが可能です。一度利用してみたければ、お金を支払って入るのもひとつの手です。
5.もう人頼りとなりますが、誰かに連れて行ってもらいましょう!笑
どの空港ラウンジでも使用できる会員資格
クレジットカードとは異なりますが、このカードを持っているだけで空港のVIPラウンジが使用可能となります。
その名も『プライオリティパス』但し、年会費が意外と高いです。
カード名称 |
年会費 |
会員料金(1回あたり) |
同行者料金 (1回あたり) |
スタンダード会員 |
99ドル |
27ドル |
27ドル |
スタンダードプラス会員 |
249ドル |
27ドル (10回分無料) |
27ドル |
プレステージ会員 |
399ドル |
無料 |
27ドル |
ドル表記は米ドルになります。これを持っているだけで国内空港ラウンジだけでなく国際空港ラウンジも利用できます。むしろ海外で利用した際の方が効果を発揮する気がします。では、どのような特徴を持っているかみていきましょう!
【国内空港VIPラウンジ】9箇所
成田空港 |
KALラウンジ |
TEIラウンジ(制限区域外) |
|
IASSラウンジ(制限区域外) |
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関西国際空港 |
KALラウンジ(制限区域外) |
ぼてぢゅう(制限区域外) |
|
中部国際空港 |
KALラウンジ |
スターアライアンスラウンジ |
|
セントレアグローバルラウンジ |
|
福岡空港 |
KALラウンジ |
実は羽田空港にはないのに驚きました。基本的には、海外便が多い空港に設置されていることが多いです。
プライオリティパスの特徴
2.食べ放題・飲み放題
3.基本的にどの航空会社のラウンジも利用可能
1.ラウンジが利用し放題になります。これは、上記のプランにもよりますが、プレステージ会員では利用し放題になります。
2.軽食やソフトドリンク、アルコールが飲み放題となりますのでおしゃれな居酒屋みたいな使い方もできます。もちろん航空券を持っていないとダメですが、、笑
3.プライオリティパスでは、どの航空会社のラウンジも利用できます。JALやANAのラウンジも利用可能となります。但し、その航空会社の航空券が必要にはなります。LCCなどのラウンジも利用できるのはとてもいいですよね。
とはいえ、ビジネスクラス利用の方や航空会社上級会員の方が優遇されやすいと巷では言われております。
まとめ
空港ラウンジについて説明してきましたが、把握してもらえましたでしょうか。
念の為、改めて復習しましょう。空港ラウンジでは、以下のようなサービスを受けることができるのでゆっくり快適な時間を過ごすことができます。
【空港ラウンジの設備】
2.フライトインフォメーション
3.新聞・雑誌の閲覧
4.インターネット接続完備(無線LAN/有線LAN)
5.有料アルコール類の提供 ...etc
また、空港ラウンジにも種類があり、提供しているサービスも大きく異なる。
【空港ラウンジの種類】
→一般的な空港ラウンジで最低限のサービスがついている
2.ANAやJALなど航空会社のラウンジ
→会員資格などを取る必要があり、クレジットカード付帯の
ラウンジよりもより優れたサービスを受けれる
3.VIP会員向けのラウンジ
→プライオリティパスを使用して航空会社のラウンジと
同様レベルのサービスを受けれる
ちなみに空港ラウンジの使い方がわからない人もいるかもしれないので簡単にまとめてみました。
【空港ラウンジの使い方】
2.受付でクレジットカードorプライオリティパスと航空券を提示
3.空港ラウンジを利用
4.利用が終わったら出るだけ
最後に、プライオリティパスに関しては一部のクレジットカードに付帯もしております。アメックスゴールドやダイナースクラブカードにも利用回数制限はついていますが、お試しレベルでは楽しめると思います。これらのカードを徹底的に分析している記事がありますのでよければご覧下さい。